■ホイールの塗装 原付スクーター HONDA DIO AF18 AF27
購入して4年。何台ものバイクから部品を寄せ集めて1台に仕上げられた激安中古スクーター。 塗装は寄せ集めであることを隠すためにやっただけと思われ、すでにホイールの塗装がポロポロ剥がれてきてしまって下地が見えています。 みっともないと思っていたのでタイヤ交換するついでにホイールを塗装してみました。
今回は塗装剥離剤で剥離を行いました。ホームセンターに置いてある剥離剤は生分解性原料で比較的安全ですが、 ウレタン塗装や焼き付け塗装のような強固な塗膜の剥離は厳しいです。 でもネットでは本来は業者向けの強力な剥離剤も売っています。 しかし環境にも人体にも有害（防毒マスク、皮膚への付着防御対策は必須）なので、 それなりの装備と処分方法がなければ使用しないほうがいいでしょうね。 （道路の側溝に流せば雨水として川に流れ魚が死ぬし、 下水として台所や風呂場から流しても設備に損傷を与えかねません） 僕は基本的にディスクグラインダーで塗装を落とします。 そして届かない所はヤスリやブラシを使います。 形状が複雑な場合は剥離剤を塗布してから時間を置きブラシで擦り落としています。 本当はサンドブラストでやってみたいんですがね。
キッチンペーパーにラッカーシンナーを含ませて拭いてみたら塗膜は溶け落ちました。 この段階で剥離剤を塗布して下地を剥離していきます。
剥離剤を塗布しては拭きとってを繰り返しここまできました。 片方のホイールは下地の上にシルバーが塗られてあり、その上に黒が塗られていたようです。 塗膜は物理的に擦って塗膜を落とすか化学的に溶かして落とすか悩みどころですが、 僕はディスクグラインダーを使って擦り落とすほうが楽に感じます。
エアバルブは交換するので切り落としてしまいます。
下地処理不要のソフト99 ホイールカラーで塗ってみます。
800番のペーパーで足付けをした後、中性洗剤でじゅうぶんに洗い脱脂をしてから塗装。 そして0番のナイロンたわしで（本来は1000-2000番でやるみたいですが）表面を滑らかにして重ね塗り。これを3回繰り返しました。
仕上げはウレタンクリヤー。テカテカでパッと見はいい感じです。 でもよく見るとまだらで・・・。 シルバーは塗装がムラになりやすくてそこを気にしてたら厚塗りになってしまい、 ウレタンクリヤーも塗れ具合がよくわからず・・・。 それでも3メートル離れて見ればOKなレベルで自己満足。 教訓として作業場など屋内で塗装する場合はしっかりと作業灯を当てて作業したほうがいいかと思います。（もちろん換気もして）