■自作コンデンサーチューン(ホットイナズマ)の装着 原付スクーター HONDA DIO AF18 AF27
コンデンサに蓄電しておいた電気をバッテリーの電圧降下時に放出して補うことで、 電気不足を軽減するのがコンデンサーチューン、いわゆるホットイナズマ。 単純にバッテリーに対しコンデンサを並列につないだだけのものですが、アイディアとしてはグッド。 ホットイナズマに対しては懐疑的な意見も多いですが、 バッテリーが貧弱なDIOには効果があるかもということで自作してみました。
今回使用したコンデンサ。
- 電解コンデンサ 25V ±20% 105℃ 100uF
- 電解コンデンサ 25V ±20% 105℃ 470uF
- 電解コンデンサ 25V ±20% 105℃ 1000uF
- 電解コンデンサ 25V ±20% 105℃ 2200uF
- 電解コンデンサ 25V ±20% 105℃ 3300uF
- 電解コンデンサ 25V ±20% 105℃ 4700uF
- 電解コンデンサ 25V ±20% 105℃ 10000uF
ユニバーサル基板 70mm×50mmに仮組みします。
裏側。電解コンデンサには極性があります。プラスはプラス同士、マイナスはマイナス同士をはんだで繋いでいきます。
これ見ただけではわからないだろうけど・・・
こんな感じで配線してあります。
振動対策としてホットボンドでコンデンサーを固定しました。
次にバッテリーに繋ぐケーブルの加工です。プラスコードに20Aまで対応のヒューズホルダーを入れ、 プラスマイナスそれぞれの先端に丸型端子を装着します。熱収縮チューブで保護もしました。 それでヒューズの値ですが、車なんかだと15Aとかを入れてるみたいですが、 DIOの場合予備ヒューズに7A(φ6mm*25mm)と記してあるんですよね。 そこで試しに5Aにしておきました。(検証し何かあったら報告します。)
100円ショップで見つけた小さいケースに穴を開けコードを通します。
基板はそのままでは入らないので角をグラインダーで削り、 あとコードを通す穴も明けます。なおホットボンドですが先の作業での固定では弱かったようで、 グラインダーの振動で剥がれてしまいましたのでちょっと大げさにホットボンドを塗布しました。 (これも様子を見て振動に耐えられるか何かあったら報告します。)
基板とコードを半田付けしケースに収めます。
完成。
バッテリーに丸型端子を介して装着。非常にコンパクトですね。後ほどケースは適当な場所に固定します。
さて効果のほどは・・・エンジン始動。すごい。一発でエンジンが掛かりました。 たまにしか乗らない人ならわかると思いますが、しばらく乗らないとなかなかエンジンが掛かりませんよね。 そして冬もなかなかエンジンがかかりません。 これはいい。で発進直後もスムースにエンジンが吹け上がる。いつもは50Mくらいは回転が上がらずもたつくのにね。 プラグの火花が強くなったなと実感しました。バッテリーの電圧降下時には仕事をしてくれるかと思います。 ただ残念なのはAF27は常時ライト点灯だから、 信号待ちなどのアイドリング時に蓄電した電気をライトに食われてしまうこと。 ライトを消灯できるAF18ならもっと効果を感じることができると思います。(もちろん昼間ですが) いずれにしても賛否両論のホットイナズマですが僕は満足しました。 ※コンデンサは自己放電をするので何日もエンジンを掛けなければやはりエンジンの掛かりは悪いです。
しばらく様子見して問題ないのでバッテリーの脇に固定しました。ヒューズも5Aのまんまです。