■ポリプロピレンやABS樹脂など割れたカウルや破損したパーツの修理 原付スクーター HONDA DIO AF18 AF27

自動車の内装、原付スクーターのカウルやカバーなどはポリプロピレンやABS樹脂製のパーツがたくさんあるのですが、 メンテナンスでバラす際に破損させてしまうことが多々あります・・・。

セメダイン接着剤 PPX

セメダイン PPX(ポリエチレン ポリプロピレン シリコーンゴム 専用接着剤)。 ポリプロピレンやABS樹脂はふつうの接着剤ではくっつかないので専用の接着剤を使用して修復します。


割れたカウルや破損したパーツ

写真は自動車のカウルトップなのですが、外すときにクリップを入れる部分が根元から破断してしまいました。 まずは破断面を脱脂してきれいにします。そしてセメダイン PPXのプライマーを塗布して食いつきをよくしてから接着剤を塗布。 しばらく手で押さえつけておくとがっちり接着します。


セメダイン エポキシパテ プラ用 HC-117

セメダイン PPXによる接着だけでもそれなりの強度が得られますが、 相当な負荷が掛かる部分はセメダイン エポキシパテで強化すると完璧です。 これはプラ用で必要量をちぎってこねると硬化が始まります。 説明書きでは手袋を使用とありますがまとわりついて面倒。 かといって素手でこねると手にくっついてしまうという問題がありますが、 完全硬化後は強化プラスチック並みに硬くなります。 あとこのエポキシパテは保存性が優れていると思います。 数年前に購入しましたがちぎった部分は多少硬化しましたが大部分は問題なく使用できました。


割れたカウルや破損したパーツ

もっとこねたほうがいいですね。


割れたカウルや破損したパーツ

これはDIOのヘッドライトカバーのメスネジ部です。ネジを強く締めすぎて割れてしまっています。


割れたカウルや破損したパーツ

エポキシパテを充填したあとにタップでネジを切り直し修復しました。