■センタースタンドのスプリング留めの穴が広がって・・・ 原付スクーター HONDA DIO AF18 AF27

センタースタンド
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センタースタンドは走行中に路面に当たらぬようスプリングによって引き上げて収納しているわけですが、 長い間乗っているとスプリングを留めている穴がだんだん広がってきます。 そしてついには下側の写真のように完全に削れてしまってスプリングを留めることができなくなってしまいます。 (写真では見やすいようにスプリングを逆向きに嵌めています) こうなるとお手上げです。 場所的に溶接での修復がベストだと思うけど道具も技術もないので修理をあきらめ、センタースタンドと荷台をゴムひもで繋いで引っ張りあげています。

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■板金用半田ごてでの修理に挑戦

センタースタンド

AF27に乗り換えてからまたもやセンタースタンドのスプリングを留めている穴が広がってきました。 (写真では破断しているように見えますが下部はかろうじてつながっています) またかよと思いつつAF18の時みたいにゴムひもでセンタースタンドを引き上げるのも嫌なんで今回は大容量の板金用半田ごてで修理することにしました。 ※本来この部分は強烈にストレスが掛かるところなので溶接で修理したほうがいいと思います。


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今回用意したのは150W相当の大容量半田ごて。 電子工作用の30W程度のとは大きさも温度の回復力もぜんぜん違います。 ワット数の選択ですが電子工作用の30Wじゃフレームに熱が逃げてまったく役に立ちません。 かといって上は500Wクラスがあったりして迷うけどこの程度の作業なら150Wでもなんとかなると思います。 なおガスバーナーでロウ付けという方法もありますが今回のように狭い場所には不向きではないかと思います。


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手持ちのワッシャーとスプリング(75mm)。


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まずは地肌が見えるまで接合面をヤスリがけします。


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かわいそうなヤスリ達。サビサビです・・・。このあとちゃんとブラシでサビを落として防錆剤を塗布しておきました。


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こんな感じでいいかな。


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ワッシャーと母材にフラックスを塗布したうえで金属製のクリップや洗濯バサミとかで仮止めします。


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ワッシャーにこて先をあてつつまわりからハンダを流し込みます。 が、温度が高すぎのようでハンダが流れ落ちてなかなかうまくいきません。


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四苦八苦しながらもなんとか見た目はOKになりました。(写真はピンボケしてますが・・・) で、ハンダ付けが終わったら水で残りのフラックスを洗い流すそうですが、 今回はパーツクリーナーで洗浄しました。まずいかな・・・。 そんでシャーシーブラックを吹き付け防錆対策もしました。


センタースタンド

全バラしてフレームを塗装してみたいですね。


センタースタンド
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丸1日乾燥させてからスプリングを装着しました。なかなかいい感じだと思います。 問題は耐久性ですね。2012/6/18よりいつまで持つか。また破断したらここで報告します。